国内リーグがあってのなでしこジャパン
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編集部員 馬見新拓郎(マミシン タクロウ)
北京五輪イヤーの2008年、なでしこジャパンに大きな注目が集まりそうだが、五輪で女子サッカーに興味を持った方に引き続いて見てもらいたいのが、プレナスなでしこリーグだ。日本男子代表の人気がJリーグに支えられている通り、なでしこジャパンもなでしこリーグあっての存在になっていくべきではないだろうか。
今シーズンのなでしこリーグは、ちょっとおもしろい。なぜならリーグで首位を独走するチームがまだ現れていないからだ。リーグ3連覇中の日テレ・ベレーザは第3節で引き分け、第6節では今季初黒星を喫した。新たな勝利の方程式を模索するベレーザ・松田岳夫監督の苦悩は、もうしばらく続きそうな予感がする。
そんな中、ここ数シーズンで確実に力をつけ、台風の目となっているのがINACレオネッサ。外国籍選手の補強や所属選手の環境整備を積極的に進め、リーグに新しい風を吹き込ませている。INACのようなチームがさらに増えれば、なでしこリーグはさらに活気に溢れ、なでしこジャパン経由で女子サッカーに興味を持ったファンをひきつけて離さないはずだ。
だが残念ながらなでしこリーグのテレビ中継は、ごく少ない。試合を見るには、競技場に足を運ぶしかない。しかしなでしこリーグはJリーグより多くの競技場で開催され、一部を除いて入場無料だ。ぜひ一度競技場を訪れてほしい。
これは私がいつも感じることなのだが、常に選手は一所懸命なプレーをする。これは女子サッカーの魅力のひとつで、その姿勢には誰もが胸を打たれる。なでしこリーガーはJリーガーと違い、その多くがプロではない。平日は学業や仕事に勤しみ、その後に練習、週末には試合である。
何が彼女らをそんなに一所懸命にさせるのか、実は私は未だ分からずにいる。サッカーが好きという理由だけで片付けられるものではない、と思うのだ。その答えが見つかるまでは、私はなでしこリーグを見続けようと思っている。
確かにリーグには一時の華やかさはないかもしれない。しかし選手個々のひたむきさはまったく変わっていない。いや、華やかな一時代を知っている選手がリーグに残っている限り、それはさらに向上しているはずだ。
まずは今シーズンのなでしこリーグを見に来てほしい。代表チームの強化は、国内リーグの整備とともにある。
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